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2005/09/04

地蔵堂

jizoudou 久しぶりにサイクリングに行けた。といっても「半日帰り」往復30kmほどの行程だ。酒匂川の支流、狩川沿いにずっと上って行くと南足柄市から足柄峠へ向う途中に地蔵堂と言うところがある。いつのころからかここにある「万葉うどん」という店に行くようになった。今回もそこに行って「一服」と言うのが目的にしてある、なにかこういった食べるとか見るとかないとなかなか動けないのがこのごろです。僕の中では「地蔵堂=ざるうどん」という公式なのである。

年に一度くらいはここへ「その向きで」行こうと思っているのだが、昨年は行けなかったので、久しぶりのような気がしている。今回は広い道路はできるだけ使わずに、人や自転車のみが通れるような道を行こうと思ったしだいで、前述の狩川沿いとなったのだが。身近にありながら、行ってみるとなかなかいい道が見つかるもので、のんびりとして人気は無く(もっともまだ暑いので)川を見るとダイサギが一羽川の中で狩をしていた。飛んでいるところは割りと大きな鳥なので優雅であるが、カメラを構えるとどうも着水してしまう、上手くいかないものだとあきらめて自転車を動かすとサーっと飛んでみせる。「勝手にしろー」

さて河原の道も終わりいよいよ登りの本番である。今回は体力の落ち込みも考えて一番ギア比の低い自転車で来たが…正解だった。trekkingcycle 坂はきつく(感じ)どんどんとギアを落としていくが、あっという間に一番低いギア24t×28t(一対一より低い、こんなの使う奴いねーよと思っていた!)となりもうこれ以上無い。さっきまで前にジョギングの3人の人がいてもう少しで追いつくはず、だったが坂が急になるのと同時に逆にジリジリと離されていく!あー人間より遅い自転車って良いんだろうか???だいたい急な坂ではそんなものだ。しかし自転車から降りるのは嫌だ、昔から峠の上まで絶対に降りないで行く、というのが自分のポリシー(そんなたいそうなものではないが)。呼吸を整え安定しているが、少し右の膝が痛いので左足に重点を置いて回転を維持する。関場からはさらに坂は増して行き次第に道はうねうねと蛇行を始める。うーんこれをショートカットできないものか?などと出来もしないことを考えながらカーブを登ってゆく。途中2台ほど下ってきたサイクリスト、どちらもレーサー風でトレーニングかもしれない、とすれ違い先方が軽く会釈されるのでこちらも手を上げて返すが、正直余裕はまったく無い状態でした(笑)。やがて万葉うどん、この先100mを左折の看板を見て俄然元気を取り戻す。やったー到着である!

manyo 店は昼時ということもありかなりの賑わい、道路は客と思われる路上駐車(この先道路は行き止まりで問題は無い)の自動車とオートバイが沢山あった。自転車は僕一人のようだ。入口に客が溜まっていて待たされるかと思いきや、一人なのであっさりと相席させていただいた。勝手知ったる店なので、早速生ビール中+ざるうどん大盛りを注文。着席すると汗がどっと噴出し拭いても拭いても留まるところをしらない…あーーきつかった。やはり地蔵堂をなめたらアカン! 相席の僕よりもやや年の行ったカップルがやはりざるうどんを食されていて「なんだこのうどんは、長いナー」とか「おかわり頼むんだったら最初から大盛りにしときゃよかった」などと楽しそうにしている。そうこうしていると来ました生ビール!あーーー本当に美味い、ここにいる誰も知らないだろうが僕は自分の足で来たんだ!と内心誇らしげに。ここのうどんはとても長い、だから何も知らずにぐっと取るとそのまま天井付近まで箸が上がることになって(ちょっとオーバー)大変なことになる、だからうどんは一本つかんでススーッと取り上げるのだ。うどんにうるさいわけでもなかった僕が初めて食べたときにその歯ごたえというか締まった感じがたまらなく、その出し方の素朴さ、さらにはそのあまりの低価格に驚いたのである。今日現在、ざるうどん:380円、大盛り100円増し(おかわりも同じ)。以来繁盛してお店は数件出来たらしいが、雰囲気はここが一番である。

一休みして、おなかもいっぱい気分は最高。何しろ帰りは下りを残すのみである、登れば下りがあるという不滅の定理?!。ではそろそろ帰ろうか、自転車は音も無く下り始めて風は心地よく涼しい。前方から登ってくるサイクリスト有り、MTBで同年輩と思われる「がんばってくださーい」なんて呑気な掛け声、余裕ってもんですよ(笑)。さらに2人のサイクリストに出会うも同様「辛い気持ちは良くわかる」などと心でつぶやく、人間って勝手だなー。途中急ブレーキ!栗のイガが落ちていた、つい最近友人にもらったイガグリを剥いてコツをつかんだのでつい、しかしそれはすでに空だった世の中甘くないのである。河原の道でゆっくりと釣りをする人を眺めながら帰り、一休みと自転車を見ると「無い」ギルベルソーの小さなサドルバッグが無いのである!NC誌(自転車雑誌)の記事を参考に自分でクイック装着の金具を作ったがそれが甘かったらしい。一本道なので少し戻ってみると、あるある道のわだちにまさに僕の通った位置だ。あーホッとしたデジカメも無事動く。

そんなこんなで無事に帰宅。なんと帰りの所要時間は往きの半分だった。短い距離でも旅は旅、結構楽しめるもんだなー。

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