構造強度偽造
千葉県の建築設計事務所が構造計算書を偽造して建築確認を受け、21棟もの建物が建築されていたことがわかったという。
馬鹿げている。絶対にあってはならないことで、建築設計にたずさわる者として「そこまでやるか!」というか、どんなつもりでやったのか?と、怒り心頭である。コスト削減だとかわけのわからない言い訳をしているようだが、最低線確保しなければならない部分を落としてなにがコストダウンか!発注者(報道ではちょっと見えない部分もあるが)はもちろん、そこを使用するすべての人々の信頼を裏切ることになった。真剣に建築(コストダウン含め)と闘っている他の建築士・建築家達にとっても大変やりきれないニュースである。
素通りさせた民間確認機関も云々とあるが、それもそうだが建築士の試験に人格・人柄なんていう項目も入れなければいけないのかもしれない。
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コメント
調べが進むにつれ、建築主・設計者・施工者の三位一体の犯罪ではないか?という見方が強まってきた。行政の問題はちょっと別件として、ここでの問題は第一に建築主がイコール建物の使用者でなかったこと、設計者がどういう要請であったにせよ修正・拒否しなかったこと、施工者が常識をもち最後の関門にならなかったことではないか。
投稿: Kazuhiko_Suzuki | 2005/11/20 11:09