通りがかりの自転車1
ちょいと前になるが近所の有名な枝垂れ桜を見に行ったとき、きっとこの方も桜を見にサイクリングで来られたのだろう。桜に向かう参道に静かに停めてあったのに気づいた。Moser:モゼールである。イタリアのスーパースターFrancesco Moserが起したメーカー。モゼールと言えば”あの”エディ・メルクスのアワーレコード(1時間に何km走れるかを競う)を破ったことで有名です。
もちろんロードレーサー用のフレームだけれどもサイクルツーリングからポタリング用?にモディファイされていて、とても好感が持てる一台でした。フレームはスティールパイプ(クロモリ?)ラグ付き、前後フォークがメッキ仕上、ストレートドロップアウトエンドとブレーキケーブル内蔵処理の端正なものだ。まず目に付くのは下の部分がカットされたハンドル、ここら辺が普段乗りスペシャルのムードを盛り上げている。つぎに自作で既成のステンレス穴板材?を利用したチェーンガード!まさにハンドメイドだ(なかなかしっかりと上手に付いている)。チェーンホイールは最近ではコンパクトドライブと呼ばれるPCDが小さい小径リングの付くクランクに、フリーのギア比も比較的大きなものが付いているワイドレシオ。リアには電池式のテールライトと反射板もしっかり付いて、フロントフォークにはハンドル付用のバッテリーライトが取り付けられるアダプターがさりげなく付けられている。活き活きしている、好きだなーこういう自転車!
親友O君が「自転車にもナンバープレートがあればいいのになー、そうすればどこから来たのかわかるのに…」と言ったことがある。確かにちょっと知りたいときがある。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
はじめまして.いつも拝見しております.
この自転車素敵ですね.それに対するコメントもさすがです.
最近までMOSERというメーカーを知らなかったのですが,先日,街角に停められているのを見て知りました.では,また寄せてもらいます.
投稿: yanz | 2006/04/21 10:17
yanzさん、こちらこそはじめまして。Moserというと真っ先にアワーレコードに挑戦した後輪特大・シートチューブがルネルスシャンテュルーのように曲がっているものを思い出します。飾って置くくらい正当派?も良いですが、自分流に手を入れてある自転車はとても愛情を感じます。
投稿: kazuhiko | 2006/04/21 11:00
Moser好きでした。手のかけ方がいいよね。こういう自転車見てると、改めて自分のステムについて反省しきり。長谷川でさがそうかな.....
投稿: shin | 2006/04/21 11:35
shinさん、ご無沙汰です。
ステムのスタイルがと、悩んでいらっしゃるのですね。でもね、ポジションの問題は難しいですよ。特に常時乗れない(乗らない(笑))我々はその日の感じで違和感あるし、しばらく乗る機会が多いとハンドルが近く高く感じるし…一生悩むんじゃないかなー?
ノーマルステムの「胴」が長いのって、有るけどこれもまた…ですよ。
投稿: kazuhiko | 2006/04/21 12:10