スポーツ車と部品の変遷
知っている人は知っているDANIEL REBOUR氏のイラスト集です。仕事も自転車も大先輩の秋山さんのブログの記事に触発され引っ張り出しました。本題は「イラストによるスポーツ車と部品の変遷」となっていて全4巻(今のところ?)でNewCycling誌のエヌシー企画から発行されています。1946年~1976年までのcycle誌上やカタログ等々に書かれたイラストが一堂に納められています。ルネルスの各車はもちろん、コッピやメルクスの使用車、ポリーで活躍したものなど、その雰囲気たるや写真でもここまで伝えられるか?というくらいに素晴らしい迫力で描かれています。中学生のころNewCycling誌上でこれらのイラストを見てとても感動したことが蘇ります。
当時の部品や数々の工夫の中には、今の新機軸というものの原理・基本がすべて有ります。当時の技術では成し遂げられなかったものが現代に再現されていることがよく分かります。温故知新ということばに妙に納得し、この全集の発行に力を尽くされた故今井彬彦さんにひたすら感謝いたします。
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コメント
kazuhikoさま。
Daniel Rebourさんの線画ファンが多いのに驚きです。
引越しの際、紛失したCYCLEの黄色い表紙の本が秋山さんのブログから登場したのには、感動です。この本が教えてくれたことは私の人生においてかなり大事なウェイトを占めています。
alpshima
投稿: alpshima | 2006/04/06 14:01
alpshimaさん、こちらも覗いていただいて光栄です。黄色い表紙の「CYCLE」は何かバイブルとも言える存在だったのですね。この時代(私1956年生は少々後ですが)から自転車を始められたことをとても嬉しく思っています。
表紙の黒に白抜きのフレームのイラストは、NewCycling誌上でよく見ました。ああーこれだったんだと感慨深かったです。
「イラストによるスポーツ車と部品の変遷」は一部この「CYCLE」の中からも邦訳されて収録してあるようです。
投稿: kazuhiko | 2006/04/06 14:23