自転車依存症
僕と同年代(正確にはちょっとだけ下)の、同じ物にはまった著者だけに、読んで「そうそう」などとすぐに本の中に引きずり込まれてしまった。たぶんこの本を読んでもランドナーとか輪行とかオーダーとかいう言葉に異常反応したりする、いわゆるエンスー的なその世代の人間いがいはなんのことやら?といったところであろうが。その手の人間を良く観察理解して、あるいは著者自らを分析して書かれている。
つまりは30年くらい前からつづくサイクリング・ツーリング好きの人間達観察・反省等々のつれづれなのだが、趣味が高じて起きる諸々の話が僕も含めた自分達(サイクリスト)のことながらとても面白い。すべてを忘れ没頭しのめり込むことで、意外にも多くの知識を得たり、おなじようなパターンに毎度はまってしまうオタクの性:サガのようなものが詳しく描かれている。僕自身もスティールフレームから金属のことをよく学んだし、ネジやボルトの規格も知らないわけにはいかなくなった。依存症もなかなか悪くはないものだ。
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コメント
この本おもしろそうだね
買ってみます
投稿: shin | 2007/06/13 12:45
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投稿: rljmsvuza djlwa | 2007/10/02 10:22