すべての建築士のための総合研修
昨日は、「建築士法第22条の4に基づくすべての建築士のための総合研修」に行ってきた。
これは震災の前に参加を申し込んであったので、数日前に主催者に問い合わせの電話をかけた。「…は予定通り開催されますか?」元気よく『はい、こちらは問題ありません』こんな時なので、そちらが問題なくても参加するこちら側それぞれにも問題があるだろうにと思う。
研修の冒頭で主催者から諸注意があるなかで、「ちなみにこの建物は損傷無しです」と、会場の横浜はたしかにかなり揺れ、被害が出ていたのでと思う。
研修は3部に分かれており、1部は神奈川県県土整備部建築住宅部建築指導課(なんとも長い)の方が壇に立たれた。話を聞くがどうにも入ってこないのだ。テキストとの連動も解説もなく、どこを説明しているのかも曖昧で、ただ短い時間内に決められたことを話さなければという感じ。こんなときに集まった人々はみな真剣なのに…ややあきらめの境地である。
2部3部はいずれも設計事務所をやっておられ実務に従事している方々が講師をつとめる。こちらはそれぞれ非常にわかりやすく簡潔で、正直この手の研修は眠くなるのだが、今回はそれもなく一日聞けました。1部の段階でやれやれと思ったが、お二人の講師のおかげで真剣に研修に集中でき、朝早い電車(計画停電の影響有り)で出てきても良かったと思うことが出来た。
帰りはエレベーターは混雑するので隣接する階段を利用したが、そこの壁が一部剥げ落ちていた。地震の爪痕であろう、それであの冒頭の?!と妙な納得をした。
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