2008/01/26

地面に書かれた晴れマーク

Yamagatasuido2

GoogleEarthで近所の地形を見ていると、山の中にまん丸いものが?……円形の建物か?なにかの貯留タンクか?ぐっと寄ってみるとそれはお天気記号の「晴れ」のような形をしたものだった。近くなので早速そこへ行ってみることにした。そこで目にしたものがこれであった!まさに真ん丸で真ん中に一本橋?が通っている。早朝の凛とした空気の中で静かに水をたたえていて、そこの住人であろうか?鴨が数羽泳いでいた。どうやら歴史的な個人水道施設だったらしい。近くに有りながら今日まで気づかずと反省。

山縣水道水源地
(所在地)小田原市風祭
(海 抜)約93メートル
これは、わが国近代史に大きな影響を与えた明治の元老山縣有朋が、晩年を送った別荘古稀庵のための水道の水源地として作ったものです。
明治42年(1909年)にできあがり、老公自身が設計をした庭園等に活用され、後には近くの益田邸、閑院宮邸などの飲料水にも用いられました。
個人用水道としては、大規模で、しかも早い時期の水道施設として上下水道史上でも注目されている施設です。
荻窪用水を分水して、直径26メートル、深さ4メートルの池で、1,300トンの水を沈殿させ、鋳鉄の管で1,860メートル先の古稀庵(海抜33メートル)まで送水していました。
山縣公は、この水を愛しながら政治や茶会を楽しみ、大正11年(1922年)古稀庵で亡くなりました。

飛び去ると見れば又来てやり水の
岩根はなれぬ庭たたきかな(山縣公の歌)

小田原市教育委員会

地図に残る仕事という表現が有ったが、今時はGoogleEarthで見られる仕事という言い方もあるなーと思っている。なんともリアルで宇宙からの映像と生で見たものがこれほどダイレクトに感じるとは。

Googleearth

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2007/12/15

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鎌倉建長寺法堂の天井に描かれた龍である。暗くてノーフラッシュで撮ったので見難くてすみません。実物は逆さまに見えますが、龍の指(爪?)が5本あることに注目してほしい。近くに有った解説には中国の龍は5本、朝鮮の龍は4本、そして日本の龍は3本なのだそうだ。つまり伝わる順番に格が下がっていったそうである。子供の頃から龍の爪は3本だと思っていた!絵本や漫画でもそう描かれているものがほとんどだと思う。

龍のついでに、珍しい龍たちも載せてみた。

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2007/06/08

大漁旗

Sa410107

漁港を目指してぶらりとポタリング(昔、あまり遠くに行かない日帰りくらいまでのサイクリングをこう言いました)そこからいろいろ廻ってくることが、最近は多い。日帰りにしても距離を乗らなくなったなー。今度からサイクリストではなく「ポタリスト」と自分を呼ぶことにしようかな。

泊まっている漁船?釣船?の大漁旗があまりにも新品・鮮やかだったので、撮ろうと思ったがあいにくカメラを持たずに出たので、携帯電話でカシャ!っと。よく見ると旗竿に鳥居形に組まれているのは青竹なので新造船だったのかな?

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2007/04/09

トンネル用カッターフェイス

Umihotaru02

クライアントの敷地を見に東京湾アクアラインを渡って行ってきた。以前にここ「海ほたる」を通った時には、気づかなかったが東京寄りにキラリと光る大きな三日月が立っていた。このアクアラインを掘った巨大な「歯」の記念碑であった。傍らの説明プレート「建設記念碑・カッターフェイス」には

これは、実際に東京湾アクアラインの海底トンネルを掘り進んだシールドマシンのカッターフェイスを復元したものです。 8基のシールドマシンが浮島、風の塔と海ほたるの各人工島から発進し、それぞれの区間の中央付近まで掘り進み、海底の地盤の中で接合して全長9.5キロメートルの2本のトンネルを完成させました。 マシンの直径は14.14メートルと世界最大規模です。 掘削はカッターフェイスを回転させて掘り進み、1994年8月から1996年8月までの24箇月で掘進を無事完了しました。 カッタービットに触れてみれば、掘削に活躍したビットの摩耗を感じとることができるでしょう。

カッタービットに触れてみると確かに歴戦の跡が生々しく残っていた。ビットは人の歯のような形状・納りで、人と違うのはかなりスキッ歯であることと、大きなボルトで交換出来ることであった。

Umihotaru01

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2006/11/25

石垣山一夜城

Ishigakiyama01 友人の付き合い「がらみ」で軽い?ハイキングとなった。日頃の行いが良いせいか、とても天気が良く絶好の日和となったが、行きの行程はかなりの登り坂で、以前自転車で下ろうとしたがあまりの急坂にブレーキが効かずに降りて下ったことを思い出す。天気が良いので、登るにつれ1枚また1枚脱ぎとなり腕まくりまでして登頂となった。途中下って来た軽トラックが道の真ん中で止まり後続車もあり「危ないなー」なんて思っていると、ドライバーはなにやらゴソゴソとやっていたが、すれ違いざまに僕に周辺の散策地図を手渡してくれた。あぁ、そういうことだったの、ありがとうございました。コピーでかなりアバウトな地図でしたが、ちょっと嬉しいモノでした。

石垣山一夜城は大昔小学生の遠足以来今回まで3度目となるが、いつもじっくりと散策せずにいるような羽目になっている。今回ものんびり「本丸」跡で昼食をとっているうちに、入生田で友人との待ち合わせの時間が迫ったので、急いで下りることとする。入生田までの下りは杉林の中を行く小道と思っていたら、道は拡幅延長の工事の真っ最中だった。このようなところにこんな立派な道が必要か?と思いながら、急に杉アレルギー症状の兆候をみせた友人を気遣って下る。途中、小さな農産物の無人販売で、銀杏が一袋100円と格安だったので仕入れて、無事下山となった。また近々登ろうと思うが、やはり入生田から登って早川に降りる方が良いと思った。

Ishigakiyama02 Ishigakiyama03

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2006/05/21

神奈川の酒

Kanagawakuramoto 神奈川県内にも15の藏元があるらしい。本当はもっと有るのかもしれないけれど、まあここ「神奈川県酒造組合」のパンフレットにはそう出ていました。藏元は当然と言えば当然、川に面した立地で存在している。東から「相模川」「酒匂川」などは丹沢水系で「早川」は箱根水系というところでしょうか。

日本酒はあまり得意技ではないけれど、友人に勧められてたまに飲むと結構いけるのですが、たいがい翌日後悔いたします(笑)。その時の好みは新潟産が多いのだけれど、こんなに近所に藏元があるのでは、すこし地元がえりしてみようと思います。

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2006/05/07

ヨーロッパの伝統

Milletcycle

友人のフランス旅行(2004年12月ころ)のお土産写真である。「とにかくなんでも良いから、街中にある自転車を撮ってきて!」と頼んだ中に有ったもので、とてもフランス(ヨーロッパ?)らしい風景を切り取っていて、僕のお気に入り写真であります。

ミレーのアトリエの有った脇の道路を自転車ロードレースの練習?と思われる一群が走り去って行く、朝の一コマというところだったか。

photo by T.Kikugawa

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2006/04/23

通りがかりの自転車2

Cycle21997年、上海市内の歩道上で。

当時の中国国内で見る自転車の中では、なかなか正常な?状態を維持しているものだった。標準的な仕様の自転車で、フルチェーンケース・鉄シャフトブレーキ・後ろ荷台を備えているが、前カゴは結構珍しかったように記憶している。ペダルがこの手の自転車でゴムペダルでないのもチグハグな感じだ。フレームは頑丈そうな実用車的なものが多い中これはやや軽快な印象で、フォーククラウンはパイプ横向き使用を多く見たが、これは我々が普通に見るものと同様のクラウンだった。ハンドル上に見える大きな銀のボール状のものはヘッドランプだったか?いやベルだったような気がする。この写真を撮る理由になったのは、トップチューブの上にちょこんとセットされた子供用か?あるいは大人も乗せる「補助席」。平たい板状だが平面形はちゃんとサドルの形になっている。日本にもハンドルに取り付ける子供用の物があるが(最近はそう多くない気がする)、安定感は有るかもしれないが「自転車に乗ってる感」はこっちの方が上のような気がした。

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2005/12/29

酒匂川ふれあい館

sakawahureai 以前、時間が空いて近くの川沿いサイクリングコース(実はあえて自転車道として作られたものはあまり好きではないのだが…)をふらっと走ったときに気がついた。こんなものがあったんだ!中には水槽が見えた。地域の固有の生き物に興味のある僕はもちろん見てみよう、と思ったのだが閉まっていた。なんと開館時間が日曜10:00~15:00という何ともタイトな設定だ。これはこれで問題だ。

このあいだやっと見ることができた(笑)。小さい建物だし、例の開館時間だしと思って入ってみると、正面に90cmくらいの水槽が3個ドーンと置いてある。酒匂川の魚達が「上流」「中流」「下流」に分かれて泳いでいる趣向だ。ちょっと魚の数が多い気もしたが、飾り気のない素朴な水槽で意外にもいきいきと泳いでいる。しばらく見ていても飽きないなぁ。

    sakawahure

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2005/12/11

種徳寺

syutokuji 昨日、親戚の葬儀で行きました。茅葺き屋根の大きな本堂で、古いままの姿を残したとても立派な建物でした。すぐ前に自分の住んだ町が見渡せるここならば、故人も心穏やかにやすめることでしょう。

かなり寒い日だったのですが、茅葺き屋根の効能でしょうか?木製の建具類もしっかりとはしていましたが、本堂の中は思ったよりも暖かだったのが印象的でした。

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