2008/12/14

通りがかりの自転車10

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これは通りがかったというか、仕事を終えて帰ろうというときにその現場の真ん前に置かれていたのです。向こうが通りがかったんですね。

MONTAGUEです。知っている人は知っている、1990年代前半だったと思いますが、MTBが社会的ブームになったころのメーカー(今でも有るらしいです)。珍しかったのは、このMTBは折りたたみ式だったこと!頑強なMTBのイメージに合わないのか、折りたたみMTBを謳っていたのは少なかったと思うなぁ?確かこれにも「悪路は走れません」的な注意書きが有ったような無かったような???

特徴的なその折りたたみ方法は、写真でも何となく想像が付く人はいると思いますが、シートチューブを軸に2つに折れる!という至極単純な方法。シートチューブの上下にクイックレバーが付いていてそれを弛めてクルッですね!きっと(やったことはないので)。そのためにダウンチューブはクランク軸よりも下に付いています。ということはシートチューブは二重なんだー、じゃあどうやったって重いよな、とか勝手な想像していたものです。

ハンドル+ステムはオリジナルからアップターンバー+水平ステムに、サドルはセライタリアのロード風、バッテリーライトも最新鋭と大事にされて使われているのでしょう。趣味の良い感じです。

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2007/11/04

通りがかりの自転車9

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ゴツゴツのタイヤ、プラスチック製ミニ泥除け付の折りたたみ自転車。目に留まったのはMTB風にしては 華奢に感じる奇妙なフレームに妙に新鮮さを感じてしまったか?シルバーグレーに赤いラッキーストライクのデカールが良く似合う。ブレーキの前はキャリーパーサイドプル・後はバンドブレーキというこの手の自転車にはヘンテコリンな組合わせもこの自転車のアジア感というかなんでも有りな不思議な雰囲気を際だたせる。

小綺麗にされている雰囲気といろいろな小物がすべてきちっとセットされていることに、きっと几帳面な方の持ち物だろう?大事にしてるんだなと想像。ライトはハンドルと右フォークに各1個づつ特にフォークのそれは苦労して付けられている、バックミラー、しっかりと付いた前カゴにはボトルホルダーか灰皿か?、ハンドルにはサイクルメーター、さらにシートポストに付いた後キャリアには昔は定番の緑のゴム紐(笑)もセットされている。フル装備なのです!

好感が持てるというか、なんか愛情を感じる1台でした。

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2007/02/22

通りがかりの自転車8

Holks ハンドメイドバイシクルフェアを見に自分の自転車で来る人々は、やはりただ者ではない(笑)。僕は会場外に駐車?してあるこれら個性的な自転車達を見るのを同フェアと同じくらい楽しみにしている。TOEI、WATANABE、CHERUBIMなどなどそうそうたるハンドメイド自転車や内外ビンテージクラスが並んでいる。時には会場内の作品を上回る迫力のものも少なくない。そう感じるのは、どうしてか?考えるにやはり自転車は使って(手を掛けて)ナンボのところがあって、彼らはそのオーダーした人や手を掛けたオーナー一人一人の個性をも反映しているのだ。みな活き活きとしていて嬉しくなる。

そんな中で僕の好みのタイプを一つ。質素な白いカラーに赤色ロゴの「HOLKS」横尾双輪館:なんとも歴史を感じる屋号!:のオリジナルだ。マッドフラップ付の黒いプラスチックガード(ブルメル?)仕様のクラブマンスタイルだが、ソローニュ?の小型フロントバッグに赤いバーテープがとてもマッチしていると感じた。

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2007/02/05

通りがかりの自転車7

Masitawn 神田は閉店前日ALPSの前、歩道にて。オーナーは店内でクラシックパーツの最後の在庫達を食い入るように物色していました。若いオーナーはこの美しいロードレーサーMASIを街乗りに仕立てて楽しんでいられた。

MASIは創業1926年、ミラノの有名な競技場ピスタヴィゴレッリのトラックの下に有るという(行ったこと無いので良く知りません)。金色がかったシルバーにイエローのロゴが冴える、とても丹精に作られたレイノルズ531フレーム。クランクは旧い鉄製3ピンのカンパ、リアディレイラーも鉄レコか?フロントはたぶんグランスポルトスライド式。サドルとバッグはBROOKS、ハンドルはアップターンバー(メーカー?)。この自転車を印象付けるのは、めっきり見ないビキニフェンダー、たぶんブレーキが汚れるのを防ぐ程度しか役には立たないが、これだけでだいぶ雰囲気が出る。それとクラシックなテールライトこのMASIには合っている。ブレーキレバーをもうちょっとクラシカルな雰囲気のものに替えられればベストかな?やっぱりここまで「街乗り」風になってくると、古風とはいえチェーン・ギア廻りのスパルタンな感じが気になります…、と勝手な通りがかりの者のつぶやきです、お気になさらずに。

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2006/11/29

通りがかりの自転車6

Mati_alps 車庫の入口にひっそりと(雰囲気です)置かれていた自転車に目が行った。使い込まれたナチュラルカラーのBROOKS Professionalが貫禄を見せていた。ALPSクイックエースだ!塗り替えられたかどうかわからないが渋い濃いグリーンのシートチューブには見慣れたロゴが無かったので、すぐに気づかなかった。部品構成から僕のALPSよりも少し(約10年くらい)後輩だと思われる。

この個体の特徴的なブルホン風ハンドルは、ドロップバーの下部分を切り取りひっくり返して使用している。写真では見えないが、ブレーキレバーはMAFACのフラットバー用(憧れのフル軽合金のもの!)をALPSオリジナルステム寄りの根本付近にセットしてある。マッドガードは取り外されていたが、タイヤは26×1・1/2(1・3/8リム用)のオリジナルサイズが装着されていて、意味もなく嬉しくなってしまった。今も実用されている様子はブレーキのMAFACクリテリウム本体につくシューがShimano製の現代版MTB用に替えられていたことに現れていて、これは僕も10年ほど前からやっていて、MAFACの効きを劇的に変えてくれた。旧いけど小綺麗にされていて、しばらく離れていた兄弟・親戚に会ったような嬉しい出会いだった。

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2006/08/16

通りがかりの自転車5

Zephur これもちょっと別の意味で「オイタワシイ系」なのだがZephurです。実は自宅の近所でよく見かける自転車で郵便局やら各所で遭遇する。今回は某病院の駐輪場に置いてあるところをパチリ!です。

Zephurと言えばかの有名な日本のスポーツサイクルの老舗「東京サイクリングセンター」のブランドです。しかし通常Zephurと言えば自転車通なら誰でも頭に浮かぶのはツーリストやキャンピングでしょうが、こいつは一味違います。どうやらZephurには珍しい?ロードサイクルで、それをアップターンバー+オポジェット(ブレーキ)レバーを付けて街乗りに使用されているのです。チェンジ類もシマノRSXなので比較的ワイドレシオ。マビックのリムにミシュランタイヤ、チェーンには是非オイルを!それとなんとかマッドガードが付くとかっこいいんだがなー。シートステーの集合部分がちょっと下がっているところが少し残念、なんかZephurっぽく無いというか…まぁ僕の勝手な思いこみです。

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2006/06/27

通りがかりの自転車4

Oldmiyata 繁華街のパチンコ屋の前で発見。パチンコ屋の駐輪場は意外と出物(笑)があるのです。

どうもここのところチェーンガードが付いているスポーツ車(この言い方が古い気がする)に目が行ってしまう。赤く塗られた宮田自転車のギアのマークが誇らしげに付いている。なかなか面白い取り付き方だ、ガードの真ん中辺がぐーっと下に延びてチェーンステーに留まっている。小型ながらキチンと付けられている感じが強調されるデザインだ。チェーンガード自体はたぶんフロントディレーラー付に対応するもので、きっとリアにも変速機が付いていたのだろうが、現在はシングルギアとして乗られているようだ。ヘッドマークも古そうなことや部品の年代がずれていることから、長いこと消耗部品を交換しながら乗ってこられたのだろう。例えば、ブロックダイナモランプではなくランプはランプホルダーのあるヘッドに付いていたに違いない。なかなか味のある一台だと感じた。

携帯電話しか持っていなかったのと夕方なので、上手く撮れなかったのが残念。

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2006/05/30

通りがかりの自転車3

Claudbutler 友人と昼飯を一緒にして帰りの良く通る歩道で、一瞬自分の目を疑った、まさかそんな、しかしスペルは「CLAUDBUTLER」!そう英国の雄クロードバトラーだったのです。とても嬉しく驚きなのですが「なんとオイタワシイ現代風の姿になられて…」冗談ですが、そんな芝居じみた台詞が出てしまいそうだった。

CLAUDBUTLERは未だに生産というか、自転車メーカーとして有ったのです!詳しいことはまだこれから調べましょう。しかしこんな現代風のアルミフレームに生まれ変わってしまうと、みんな:失礼私のような古い自転車乗りは気がつきませんし、えーーー(深く考えてはいけません)だと思います。だってCLAUDBUTLERといえばこんな↓でしたよ。

        Claudbutlertrack

photo from classicrendezvous   1952ClaudButler "Olympic Sprint"

トラックレーサーでこんな品の有る車体は滅多に見られません。獲物を狙う肉食動物の首のように下にぐっと曲がったステム・木製リムに特大ラージフランジのハブ・チェーンホイールには「CL」の形が・金色フレームのラグワークも素晴らしい!・フォークはおそらく真ん丸断面・シートステーの蓋なんて長ーくなっちゃって、どっからでもかかって来いっていう感じです。自己陶酔の世界ですみません…

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2006/04/23

通りがかりの自転車2

Cycle21997年、上海市内の歩道上で。

当時の中国国内で見る自転車の中では、なかなか正常な?状態を維持しているものだった。標準的な仕様の自転車で、フルチェーンケース・鉄シャフトブレーキ・後ろ荷台を備えているが、前カゴは結構珍しかったように記憶している。ペダルがこの手の自転車でゴムペダルでないのもチグハグな感じだ。フレームは頑丈そうな実用車的なものが多い中これはやや軽快な印象で、フォーククラウンはパイプ横向き使用を多く見たが、これは我々が普通に見るものと同様のクラウンだった。ハンドル上に見える大きな銀のボール状のものはヘッドランプだったか?いやベルだったような気がする。この写真を撮る理由になったのは、トップチューブの上にちょこんとセットされた子供用か?あるいは大人も乗せる「補助席」。平たい板状だが平面形はちゃんとサドルの形になっている。日本にもハンドルに取り付ける子供用の物があるが(最近はそう多くない気がする)、安定感は有るかもしれないが「自転車に乗ってる感」はこっちの方が上のような気がした。

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2006/04/21

通りがかりの自転車1

Fmoser ちょいと前になるが近所の有名な枝垂れ桜を見に行ったとき、きっとこの方も桜を見にサイクリングで来られたのだろう。桜に向かう参道に静かに停めてあったのに気づいた。Moser:モゼールである。イタリアのスーパースターFrancesco Moserが起したメーカー。モゼールと言えば”あの”エディ・メルクスのアワーレコード(1時間に何km走れるかを競う)を破ったことで有名です。

もちろんロードレーサー用のフレームだけれどもサイクルツーリングからポタリング用?にモディファイされていて、とても好感が持てる一台でした。フレームはスティールパイプ(クロモリ?)ラグ付き、前後フォークがメッキ仕上、ストレートドロップアウトエンドとブレーキケーブル内蔵処理の端正なものだ。まず目に付くのは下の部分がカットされたハンドル、ここら辺が普段乗りスペシャルのムードを盛り上げている。つぎに自作で既成のステンレス穴板材?を利用したチェーンガード!まさにハンドメイドだ(なかなかしっかりと上手に付いている)。チェーンホイールは最近ではコンパクトドライブと呼ばれるPCDが小さい小径リングの付くクランクに、フリーのギア比も比較的大きなものが付いているワイドレシオ。リアには電池式のテールライトと反射板もしっかり付いて、フロントフォークにはハンドル付用のバッテリーライトが取り付けられるアダプターがさりげなく付けられている。活き活きしている、好きだなーこういう自転車!

親友O君が「自転車にもナンバープレートがあればいいのになー、そうすればどこから来たのかわかるのに…」と言ったことがある。確かにちょっと知りたいときがある。

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